浮遊霊のメロンソーダ

躁、鬱、薬で構成されています。

宗教勧誘に付いて行って儀式を受けた

大学一年生の頃、恐ろしく暇だったので宗教の勧誘に来るおばさん達の話に付き合っていた。
「信じるものは救われる」「あなたはまだサタンの国にいます」とおばさんが話してくるので適当に相槌をうつ。
「主イエスを信じますか?」の問いにもイエスと言い続けていた。

こんな事が3か月くらい続いていたある日、チャイムが鳴る。「またいつもの宗教おばさんか?めんどくさ」と思いながらドアを開けると、いつもと様子が違う。おばさんに加えて、おっさん2人と台湾からの留学生がいた。

普段と大体同じような話だったが、少しだけ言葉が違う。「今日は夜ご飯、私達の所で食べて行かない?」とおばさんが言う。集会の誘いを受けたのだ。その時俺は、食べ物に困ってる貧乏学生を演じてた*1ので断りづらかった。仕方なくOKした。おっさんの車に乗せられてマンションの一室に入った。人がたくさんいる、中高年の比率が多くてがっかりした。

食事をした後、神に救われた話を皆こぞって俺に話してくるのでじっと聞いていた。時々俺が本当に信じてるのか勘ぐってくる人間もいたが何とか切り抜けた。

そうこうしているうちに、おばさんが俺に言った。
「ねえ、バプテスマしてみない?」
周りを見たら皆の視線が俺に集中していた。怖かったので「バプテスマ」する事にした。

バプテスマとは入信の儀式の事である。牧師が指揮を行う。水に全身浸かされてあがった時には生まれ変わってる...らしい。
替えのパンツを渡されて着替える。水の中に全身をうずめたら、突然皆が大声で歌い始めた。ビックリするからやめた方が良いと思う。
なんやかんやで一生クリスチャンとして生きますと宣言して儀式終了。晴れて生まれ変わりクリスチャンとなる。
生まれ変わった瞬間に兄弟や姉妹が数十人規模で増えた。同じ宗派のクリスチャンは皆兄弟姉妹となるのだ。中高年ばかりなのでいらない。

その後はクリスチャンとして集会に参加して、祈りの言葉を捧げたり聖書を読んだりした。
各教会のメンバーが集まって、勧誘の進捗状況を報告している場面にもあったことがある。

得るものがないので引っ越しを期に行くのをやめた。
宗教を心の底から信じるのにも才能が必要だという事をしった。

*1:主食はメロンパンという事にしていた