つぶ貝の毒、体験してみた

つぶ貝の唾液腺には毒があるらしい。
テトラミンと言う毒が体に悪さをするようである。
自分は沿岸に住んでいて、つぶ貝の存在は普通に知っていた。だが毒がある事は全然知らなかった。親に聞いても知らないと言う。逆に嘘つき呼ばわりされた。そのくらいマイナーな毒なのだろうか。なんだかムカついたので俺が体を張って試すことにした。普通に興味もあった

症状はめまい、吐き気、下痢、頭痛、幻覚、視覚異常、運動神経末梢麻痺etcと調べたら書いてあった。
とりあえず、死ぬことはないようである。

ここで一番気になったのは幻覚という文字。なんか変なもの、見れちゃうのだろうか?半信半疑である。早くつぶ貝を食べたい、体に幻覚を刻みつけたい。これほどまでにつぶ貝を食べたいと思ったのは人生で初だった。

ツブ貝は3、4個、唾液腺を除去せずに食べると中毒になるとネットに書いてあった。
しかし、その程度で中毒になるとは到底思えないので安全を期すことにした。

市場にてつぶ貝を10個ほど買う事にする。
途中「何に使うの?」とおばちゃんに聞かれるアクシデントがあり、ギクッとして沈黙してしまった。この時の頭の中は、まさかバレた?の一色だったのだけど、今思えばどう料理するの?的な感覚で聞いてきたんだろうな。

帰宅してお湯を沸かす。せっせとつぶ貝を投入して調理完了。
黙々とつぶ貝を口の中に運ぶ。はっきり言って10個も食べるのは苦行のそれに近い。


17時半頃から食べ始め、18時には食べ終わった。30分位で体の異変に気が付く。左目に違和感がある。眼球が硬直しているような感覚があった。そこそこに不快だったけどこの程度は余裕。

しばらくは眼球の異常を気にしながら天井を見ていた。
若干吐き気がするし、つぶ貝のおかげでお腹がいっぱいなのだが、夜ご飯の時間が来てしまったので、リビングに行きご飯を食べる。食べ終わり、布団で横になるため席を立った瞬間、体がよろけて転んでしまった。立とうとしても視点が上手く定まらなくてよろける。頭が回るってこんな感じなんだな、と感心した。家族には大丈夫か?と心配されたので、俺が嘘をついてない事の証明が出来た。

その後、部屋に戻り体の異常を観察する。
左足がなんだか痺れているような感じでこそばゆくなったり、腕が震えていたりとした。
また、トイレで小をし終わって股間の水道の蛇口を絞った時に「ウアアッ」と声が出るほどの激痛が走り、悶絶したのだが、これはつぶ貝と関係があるのかわからない。
あとは寝ておわり。
結局幻覚はなかった。

厚生労働省様のサイト
自然毒のリスクプロファイル:巻貝:唾液腺毒(テトラミン)|厚生労働省