つぶ貝の毒体験

つぶ貝の唾液腺には毒がある。
テトラミンと言う毒が体に悪さをするようである。

症状はめまい、吐き気、下痢、頭痛、幻覚、視覚異常、運動神経末梢麻痺etcと調べたら書いてあった。
とりあえず、死ぬことはないようである。

死なないのならば、一回試して見ようと思った。
つぶ貝を食べてみて本当に毒があるのか試して見る事にした。
暇な日々を送っているため俺には刺激が必要なのだ。

ツブ貝は3、4個食べると中毒になるとネットに書いてあった。
しかし、その程度でなるとは到底思えないので安全を期して(?)10個ほど食べてみた。

17時半頃から食べ始め、18時には食べ終わった。最後の方は飽きて若干苦行だった。
30分くらいたった頃、左目に違和感を感じた。
眼球が硬直しているような感覚があった。

この程度は余裕だった。ツブ貝の毒チョロいな、と優越感に浸りながらトイレに入った。尿意を感じたのだ。用を足し、尿を切り上げたその瞬間、うぐぁと唸る。金たまの下の根っこが激痛を発したのだ。
こんな症状聞いてないぞ、と思い焦る。あまりにも痛いのでトイレで少し休憩した。

さっきのは一体何だろうと布団に寝転がっていると、何故か足が直ぐに吊る。あくびをすると顎がつる。筋肉がつりやすくなったのだろうか?と考えた。試しに懸垂をしてみたら両の腕の力こぶ、背筋が同時につり、痛みで転げ回った。
さっきの金玉の下の激痛は、きっと、つったのだろうと推測する。かなり痛かった。

時間が立つにつれ、平衡感覚が取れなくなった。
立っていると直ぐによろける。頭が回るってこんな感じなんだな、と感心する。

その後、左足がなんだか痺れているような感じでこそばゆくなったり、腕が震えていたりと色々あった。
吐き気が無ければきっと楽しかったと思う。

死なない程度の毒を体験するのが一種の趣味と言える。
良いか悪いかは別にして、未知の刺激に遭遇している気がする。