世界が勝手に・・・

「奴が盗聴器を仕掛けている」
そう直感的に思った俺は、ある日探偵になった。
その日から、奴の微細な変化ですら見逃さない。
まさか、あのおばさんが敵だったなんて・・・。
そうして、盗聴器を探す方法をググろうと決意した。

探偵も飽きてお次は、霊能力者だ。
「俺には高位の霊がとりついている、最強だ」
そう、母親に3時間ほど力説した。

俺のターンが来たんだ。
地球は一つじゃない。人の数だけ地球はある。そいつの中心で回ってるか回ってないかで不遇か幸福かが決まる。
遂に俺が世界を回し始めたんだ。
そう思った。しかし

いつの間にか世界が変わっていた。
ハイでお祭り騒ぎな世界から、色あせた絶望の世界に。
だれがこんな世界にした。

俺の脳だ。世界は何一つ変わっていない。
毎日毎日、世界が違う。

一生一生このまま、脳に踊らされる人生なのか。
俺は操り人形なのだろうか。

神様でもだれでも良いから、助けてくれ。
俺はもう手を尽くした。