漢方薬の知られざる威力を体験する。

体が死ぬほどだるい。
そう精神科の医者に訴えた。

「今頃、薬の副作用が出るとかあり得ないから、体の病気じゃない?」
「内科行って体見て貰って来いよ」

躁鬱病って診断したのお前だろ」
「今鬱なんだよ!それをどうにかしてくれよ!」
って診断の帰りに心の中で叫んだ。

とにかく仕方がないので、だるい原因究明のために内科に行った。
ラグビーしてました!風の熊みたいな医者のおっさんだった。

「うーん、特に異常ないね。心の病だと思うよ。うちは専門外だからね」
うん、知ってた。
「とりあえずこれ飲んどいて、一週間後に来て。」

診療は三分もかからず終了した。そしてへんてこな漢方薬を貰った。
俺はなんの収穫もなく内科を後にしたと、そう思った。
漢方薬とかそこらの草食ってんのと変わらんだろうと、絶望した。
絶望が怒りに変わり、内科のおっさんに全力でタックルしたくなった。

しかし、漢方薬は思った以上に効いた。
これの名前は
補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
なんでも、体の「気」を充実させる薬らしい。

飲んで数時間経った後に感じた。いや、感じてしまった。
「今なら何でもできる!」
人が変わったように気で満ちている。生気で溢れている。溢れまくっている。
「人生サイコーウェーイwwww」
って通行人とハイタッチしたいくらいハッピーで仕方ない。

で、思ったことが、これは操転しているのか、普通に気力が充実しているのかという疑問である。後者ならば、俺は中国三千年の歴史に感謝せねばならない。だが、前者ならばどうだろうか。俺は愚かなぬか喜びをしているだけである。

この幸せが本物か、偽物かで悩んでいる。
だから、病弱な皆さん、試してみてくれ。