浮遊霊のメロンソーダ

躁、鬱、薬で構成されています。

中学の時のいじめ体験談 2

俺は自販機に向かっていた。例のモノをゲットするために。それはタバコである!

俺はパシられていたのだ。 

周りの目を気にしながら、急いで自販機にお金を入れ、ポチポチとボタンを押してタバコを買って急いでDQN達のいる川に走る。

ちなみにこの時代は未成年でも普通に自販機にお金を入れるだけでタバコを買えた。

 

川でタバコをこそこそ吸う事はDQN達の悲願である。それを俺は全身全霊をもって叶えさせてやったのだ!

 

がしかし雲行きが怪しい。

ヒーローであるはずの俺になんの敬意も払ってくれない。

それどころか奴らは俺にタバコを吸わせようとしてきたのだ。俺は何度も断った。しかし断ると暴力を受ける。俺は暴力に負けて一服。ふかすなら法律とかそういうのセーフだよね?俺、悪くないよね?と思いながらしぶしぶ吸った。ふかして吸ったように見せかけ事なきを得た、と思ったら奴ら、大変なことを始めやがった。

 

何故かタバコの火を自分の腕に押し付けているではないか。あるものはカッターで胸を切っている。奴らはいつの間にかDQNではなく本物のキチガイになってしまったのだ...。痛みに耐える罰ゲームを自ら率先してやるなんて狂気の沙汰だ。

「やばい、早く帰りたい」

俺は奴らの狂気にガクブルだった。

「何やってんだよ...早く帰らせてくれ」

と眺めていると

「ジュジュッ」

「アギャッ」

咄嗟に左腕を引く。

何が起きた? 一体何が起きた?

目の前にいるDQNの大将はタバコを持ち大笑いしている。そして俺の左腕には真ん丸の跡がある...。

そう、俺は左腕に一生消えないタバコの跡をDQNにつけられたのである。これには本当に頭に来た。流石の俺も激怒し、最後まで奴らのお遊びに付き合った後、治療するために急いで帰宅したのだった。

 

そこでまた事件が起きた。

家に帰ると父の姿があった。

俺は治療せねば!という思いで、急いで救急箱から治療道具一式を取り出した時、父が言った。

「それはなんだ?」

「いや、別に...ちょっと怪我して」

根性焼きだな?自分でやっただろ?」

「いや、根性焼きじゃないよ、ただの怪我だよ」

「お前がやったんだろ!!!」

ボコンと1発頭を殴られた。

「俺は何もしてないのに...ウッ」

父親は頭が悪いのだ、仕方ない。

次の日、登校したら何故か俺は非難の対象になっていた。「根性焼きするとか調子に乗ってんじゃねーぞ!」とDQN達が俺に暴力を振るってくるのだ。

気に入らない奴がいると「アイツ調子に乗ってる」と適当な事を言って苛めるDQN許すまじ。

 

このあたりから、原因不明の体調不良が起き始める。

 

追記

左腕の傷は、カミソリで切り刻んで上書きするという天才的発想によって、どうしようもないことになりました。カミソリで切った痕が目立つので、その中のかすかな丸い痕が常に目について、あの日の記憶が蘇りやすくなってしまいました。