視線恐怖症を克服する

俺が町を歩いている時のことだ。
眼鏡屋の前で、眼鏡を掛けた店員が何かでかい看板みたいなのをもって宣伝している。その店員お姉さんがちょっと美しかったのでチラッと見た。見ただけだ。
当然そこは何も考えず通り過ぎた。


少し歩いてふと、思った。
「眼鏡屋の店員って皆眼鏡かけてるよな?あいつら周りの視線怖くないのか?」
「俺なんて現実も人間も見たくなくて眼鏡かけずに裸眼で歩いてるっつうのに、、」

仕事だからか?仕事ならば眼鏡かけられるのか?

俺は気が付いてしまった。
「眼鏡屋の店員になれば、俺が眼鏡をかけていても全く違和感を感じないのではないか」
全くおかしくない。だって眼鏡屋の店員なんだから。
でも眼鏡屋の店員になることに全く興味がない。
どうしようか、少し困った。

そこで考えた。
``俺こそが生きる広告塔として、今かけている眼鏡をPRしている店員である。``
そう思い込めば勝ちなのではないかと、俺の勝利なのではないかと。

今日はその実験として町を歩いてくる。
俺は自称眼鏡屋の店員、広告係としての人生を歩もうと思う。
広告してるのだから見られても相手を見てもなんら不思議ではない。
むしろドヤ顔で町を歩けると思う、、多分、、。